タイと中国 新天地での挑戦 求めているのは、

西郷は入社20年を越えるベテラン社員。本社営業部の部門長を務めた後、
2014年に設立されたタイの現地法人「ITO(THAILAND)LTD.」の代表に抜擢されました。
一方、中国現地法人「伊昇機電貿易」の代表である高杉は、
前職でもマレーシアや上海で働いた経験を持つグローバル・ビジネスのベテラン。
海外法人の責任者として同じ立場にある二人に、海外を舞台に働くことの魅力や経験談を聞きました。

海外の仕事では、3つの"な"が大切

私が昔、先輩から教わった海外で働くときに大切な3つの"な"というものがあります。それが「ならう、なれる、なじむ」。現地の文化や慣習をしっかりと習い、それに慣れ、なじむのが大切だということです。例えば簡単な一言でもいいので、現地の言葉であいさつしてみる。すると「この人は私たちの文化に歩み寄ろうとしている」と好感を持ってくれるんです。

それはすごくわかります。タイでも頑張って現地の言葉を交えて会話すると、現地の人たちは「おっ!」と喜んでくれますから。

実は以前、"ならう"の部分で失敗した経験があるんです。一度、遠方の大きな取引が決まった直後に、先方からお酒の誘いを受けました。中国はお酒と仕事がとても密接な国です。しかし私は、帰りの飛行機の時間が迫っていて、誘いを断ってしまったんです。すると翌日、「私たちの文化を理解してくれない人とは取引できない」と言われてしまって。

それは驚いたでしょう。

本当にびっくりしましたよ。だけどそのような文化を重んじ、大切にしている人が中国にはたくさんいる。「異文化に対する理解が足りなかったな」と反省した出来事です。

確かに、中国や東南アジアでは、ビジネスにおいても人と人の結び付きを大切にしていますよね。"なじむ"という点では、タイではゴルフがとても盛んで、私も週末に取引先やその知人の方を交えてよくプレイします。ほかにも社員の誕生会を開いたり、みんなで社員旅行に行ったりすると、皆とても喜んでくれる。そのような距離の近さは、日本とは違う部分かもしれませんね。

チャレンジしないと何も始まらない

西郷さんは日本で20年以上働かれていましたが、海外に出て感じたことや変化したことはありますか?

海外でのビジネスはとにかく"攻めの姿勢"が重要だと感じました。特にタイで立ち上げた現地法人は、お客様が一人もいないゼロからのスタートです。新しいことにチャレンジしないと何も始まらないので、新規開拓も含め「何かできないかな?」と常に考えを巡らせるようになりました。

私もこれまで工場の立ち上げ事業に関わってきましたが、何もないところから事業をつくりあげていくのは海外で働く大きな魅力の一つですね。私はプロレスが好きなのですが、ジャイアント馬場の様に安定した成功をするより何度失敗してもいろいろな事にチャレンジしたアントニオ猪木の姿勢に憧れているんです(笑)。ゼロから1を生み出すようなチャレンジができれば、と常に思っていますね。

逆に海外経験の長い高杉さんの目からは、日本の企業ってどう見えますか?

日本の企業には良いところがたくさんありますが、「意思決定が遅いな」とは感じます。一つの決断を下すだけでも、長いプロセスと時間がかかってしまう。大きな企業になるほどその傾向が強く、守りの姿勢になりがちです。

海外でビジネスを広げようと思ったら、スピード感のあるアクションを起こさないと仕事もあっという間に奪われてしまいますからね。アイデアを思いついたら、まずはやってみる。私もそんな姿勢を心がけています。

その点、伊東商会は決断プロセスが迅速だと思います。現場に裁量を任せてくれるので、フレキシブルに動ける。これはグローバルに事業を展開する上で、今後も大きな強みになると思います。

そうですね。あとは海外に出てから自分が責任者として判断を下し、実行していく立場になったので、責任の重さも感じています。日本ではなかなか味わえない、刺激のある毎日を送っていますよ。

グローバルに活躍するために必要な資質とは?

伊東商会は将来的に海外の売上を国内と同規模まで引き上げるビジョンを掲げています。それを実現するために今後さらに、海外拠点を増やしていかなければならない。そのためには、まだまだ"マンパワー"が足りないんです。今はやはり、「海外でバリバリ活躍したい!」という意欲を持った人が必要ですね。

そういう意欲を持っている人は、すでに海外で活躍するのに必要な"攻めの姿勢"は備えていますよね。

その通りです。海外で活躍するために一番大切なのは、語学力ではなく物怖じしない"前向きさ"ですから。また文化がガラリと変わると、日本では感じなかったストレスも出てくる。買い物するだけでも、お釣りの渡し方が雑だとか、頼んだ品物と別のものが出てきたりだとか。そういうときでも笑顔を忘れないような、良い意味での"図太さ"もあるといいですね。

そうですね。それに加えて、その国の人たちへの気配りや配慮も忘れてはいけない。相手の文化を尊重する謙虚さを持ちながら、フットワークは軽く、ときに羽目を外すこともできる。そのような適度なバランス感覚を持った人と、これから一緒に働けたら嬉しいですね。

プロフィール

西郷
所属:ITO(THAILAND)LTD.
役職:Managing Director
入社年:1992年 | 新卒入社
高杉
所属:伊昇機電貿易
役職:総経理
入社年:2013年 | 中途入社

CROSS TALK

  • タイと中国 新天地での挑戦
  • 国境を越えて生まれる師弟愛
  • 変化を楽しむ働き方
  • 日本・中国・タイ 三カ国からみた伊東商会

INTERVIEW

  • 芥川
  • 太宰
  • 与謝野

※個人情報保護の観点から、当リクルートサイトのインタビュー・対談の人名はすべて仮称です。