代表取締役 社長 新井 栄治

新しい価値を創り出し、顧客と社会に貢献するソリューションを提案

弊社は、みなさまのお陰をもちまして、2016年で創業63年目を迎えました。
私自身は1980(昭和55)年に新卒で入社しており、社歴は36年となるため、弊社の歴史の半分以上の期間を経験してまいりました。活動方針には、お客様のニーズに対して「新しい組み合わせから価値を創り出す」「お客様と社会の利益に貢献する」「最善で高い次元のソリューションを提案する」――を掲げています。

IoTの進化に伴うスピード感への要望に応え、顧客ニーズにマッチした高次元の提案を

IoT(Internet of Things)の進化に伴い、お客様の「スピード感」への要望は日を追うごとに高まっています。同時に、産業機械の総合商社として、お客様視点での、より高い次元の提案力も問われています。

取引先のメーカー様各社ともに、スペックの優れた高品質の製品を取り揃えております。ただ、IoTの進展によって、スペックだけでなく総合的なソリューション提案の「スピード感」も差別化のポイントとなってきています。そのため、弊社では総力をあげて、この「スピード感」を高めることに取り組んでいます。

私どもの提案するソリューションは、生産現場で動く人々に対して、「自動化を実現すること」によってより省力化・効率化を促し、かつ安全に稼動させることで初めて強みを発揮します。
マーケットの領域は大規模ダムのほか、創エネルギーシステム、物流搬送機械など多岐にわたりますが、IoTの進展によって稼働している機械の情報とマーケット情報がネットを通じて取得できるため、市場予測やニーズへの迅速な対応が求められます。そのため、市場から得られるフィードバックを、機械メーカーへの提案と合わせて、提案営業の質的向上や安全性に結び付けるための配慮が重要だと考えています。

2020年は中期目標としてASEAN以西の拡大に注力

2013(平成25)年には創業60周年を迎えます。これを一つの節目に「第二創業期」と位置付け、2020(平成32)年にはグループ全体の売上高400億円達成を目指して、さらなる成長を追いかけていくことを中期的な目標に掲げています。
国内市場はすでに飽和状態にあります。そのため、ASEAN以西の中東マーケットを開拓することで、海外での売上構成比を高め、目標の達成に邁進していきます。

新たな取り組みとしては、中東ビジネスを展開・推進する「イノベーションチャレンジ」という専任チームを発足させて、サービスネットワークの拡大を推し進めることです。国内の産業機械メーカーが未進出の中東地域に対し、現地の販売代理店網を構築して、お客様が製造する完成品を売り込む計画です。
お客様の期待も予想以上に大きいので、チームのメンバーを中心に、社内の英知を結集して取り組む決意です。

こうしたASEAN以西の海外展開については、長い歴史を築き上げてきた「技術系商社」の専門家集団だけでは賄いきれないと考えています。多様な知識と鋭敏な感度、スキル、経験値を持ち合わせた国際的なビジネス経験が豊富な人材を受け入れ、その人材が持つ知識とネットワークを最大限に引き出し、活用することが大前提だと考えています。

風通しのいい社風作りで社長みずから社員の声に応対

営業は顧客ニーズに即した提案を心掛けていますが、一人でベストソリューションを導き出せない場合は、社内SNSなどを利用して他の社員の助言も導き出せるシステムを取り入れています。場合によっては私も直言し、意思決定のスピードアップに直結させることがベストソリューションだと考えています。

そして、社員が結集して、お客様に「伊東商会に問い合わせれば、何かヒントが得られる」「何かしら解決の糸口を探ってくれる」「わずかでも可能性があることを追求してくれる」と期待を寄せられ、頼られる会社でありたいと思っています。